中国南西部に旱魃が起きている。畑が干上がってしまっている。平年でも180万ヘクタール程度は干上がっているのだが、今回は770万ヘクタールになるという。これは、日本の総耕作面積の1.5倍以上にもなる。慌てて人口雨ロケットを飛ばしたようだがあまり効果はないようだ。ただでさえ水資源が少ない中国。心配なのは、中国国民の飲料水だ。
続きを読む »
ここ50年でコメの消費が半分に減っている。要因は、食生活の洋風化、国も推進してきた学校給食や朝食のパン食への変化、旧来の主食としてのコメから、バリエーションのある食生活への変化など、コメからたんぱく質を摂取してきた日本人にとって食生活の構造改革がされてきたわけだ。また、若い女性のダイエットや子供たちの食感の変化や消費量そのものの低下、団塊の世代以上でも手軽な惣菜メニューを好むようになってきた。メタボが気になるくせに、ビールは飲めどもご飯は控えめの御仁も多い。 続きを読む »
中国へ行くと感じる事であるが、彼等は良くしゃべり良く食べる。食べる喜びを知っている。これは、中国だけではなく、米国、フランス、イタリア、インドネシア、オーストリア、何処へ行っても感じる事である。一人寂しい孤食は日本特有のものなのかも知れない。日本人は食べる喜びを失ってしまっている。原因は、職場や家族、社会の環境にもあるのだろうが、孤食を助長するコンビニ、惣菜屋などが成長する日本は、昔から粗食を良しとする傾向があり、食べる事への意識が低いのであろうか?フランスなどのカフェとドトールなどを比較するのはおかしいのだろうが、雰囲気の違いを感じずにはいられない。
食育は国策上、非常に需要なテーマだ。食文化や農業、また、正しい栄養摂取による将来の医療費の削減に繋がるからである。厚労省は既に起きてしまった生活習慣病対策に重点を置いているが、その原因を掴んでないない。食は言うまでもなく、農業生産、技術、環境、バイオ、医療、文化、スポーツ、余暇、観光など全方位に関わっている。米国と比較すると日本の政府の取り組みは非常に浅い。米国農務省は、農業生産から機能性食品、代謝エネルギーの開発にわたり、質の高いサービス、科学技術、経済発展などのあらゆる支援をするとしている。日本は目標と責任範囲からして大きく出遅れているわけだ。
自給率向上に関する新たな施策、工程が見えてこない。2007年に農水省が発表した内容を見たが、数値目標だけで、自給率が低い事による問題点や現在の食料、ヘルスケア事情を全く理解していないようだ。
まず少なくとも、日本には食生活の豊かさはない。朝は駆け込み、昼はコンビニ弁当、夜は付き合いが殆んどだ。若い世代ほど悲惨な状況である。ある女子大生に聞いたことがある。朝は遅いため抜く事が多く、昼はマックかコンビニ、夜は飲み会とのことであった。これを続ければ必ず生活習慣病、骨粗鬆症になる。この食生活の改善から考える必要があろう。
最近の事ではないのかも知れないが、夜遅くコンビニに立ち寄ると、人がやけに多く感じる。確かに品数も多くATMもあるなど便利にはなった。しかし、客の様相を見ると立読みも多く他に行くところがないような感じだ。昼はコンビニ弁当のかきいれどきで、レジは行列が途切れない。この栄養バランスでは将来の医療費はさらに増える事間違いなし!
最近あらためて人口統計を見た。何度見ても新鮮さを覚える。しかし、どうしても不安が先に立ってしまうのは、水資源問題を指摘する立場としては、致し方ないのであろうか。
因みに1950年以降、10年毎の人口の推移を掲載しておこう。皆さんはどう感じるのであろうか?
1950年 2,519(百万人)
1960年 3,020
1970年 3,691
1980年 4,430
1990年 5,255
2000年 6,057
2010年 6,826
2020年 7,579
2030年 8,270
2040年 8,855
2050年 9,322
1950年は25億人程度であるから、戦時中と今の食料事情は、根本的に異なるとなるのかも知れない。

