昨晩、「世界で儲けろ!~ニッポン農業」という番組で、日本の農産物を海外で販売する事例が紹介された。
1.農林水産省は2020年までに、農産物の輸出を現在の約4000億円から一兆円へ。
2.リンゴを自ら海外に輸出しようと奮闘する青森のリンゴ農家。高くても美味しさで勝負。
3.国内依存だけでは立ちゆかない日本の農業。
番組ホームページには、このような説明文が付いているが、少し的外れな感じがする。一部を取り上げるだけで、マクロ的な視点がない。特別な事例だと錯覚を起こさせる。
元に戻ると、農水省の施策が見えず、年間200トン程度のリンゴを取り上げる意図も分からず、国内で売れないために海外に販路を求めているに過ぎないと感じる。作ったものを売るのでなく、何故ニーズに合うものを作る発想がないのか。売れない梨や小振りのリンゴをEUで販売した事例ならいくらでもある。しかし視点が逆であるため長続きしない。
なぜなのだろう?それは、隠れたより良い農業技術が存在するにも関わらず、多くの生産者は技術革新意欲に欠け利用しようとしないからだ。日本の農業技術力は優れていると言うがそうではない。スーパーで買う農作物は品種が良いだろうか?日持ちは長いだろうか?決してそうではない。多くの生産者は自然に振り回され、品質の安定は難しいという。そもそも儲からないと思っている。
また、中国のリンゴ生産量は確かに膨大なものだが、酸性雨の影響で樹皮に被害がでていて生育は芳しくない。日本も同様であろう。日本はまず、優れた技術による最高品質の農作物を輸出し、同時にその技術をライセンスすることを考える必要があろう。小生はそれを応援している。
3月 17

